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呉市の塗装店

マスチックローラー仕上げについて

マスチックローラー仕上げとは、手塗りで行う厚付け施工方法でして、手塗りの場合はこういったワンパターンのみとなります。

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凹凸模様を付けれるローラーで、下地調整材(フィラー)を万遍なく壁面に覆う事ができます。飛散の影響が非常に少なく、養生も吹付の場合程大がかりにはなりません。一般住宅程度の大きさなら、吹付工法のタイル吹きを行うよりも、マスチックローラー仕上げの方が、施工に難がありませんが、少し大きな建物になると、吹付工法の方が施工スピードは速いです。

(施工工程について)

(既存状態が良好な場合)
フィラーを厚付け(マスチックローラー仕上げ)塗り ⇒ 仕上げ材2回塗り  という3回塗りの施工。

(既存状態が悪い場合)
シーラー塗り ⇒ フィラーを厚付け(マスチックローラー仕上げ)塗り ⇒ 仕上げ材2回塗り  という4回塗りの施工。

フィラーには、基本的にシーラーレス機能が備わっているものが多く、既存の塗装下地が何か?という点と、その状態がどういう劣化具合か?にもよりますが、シーラー不要でフィラーから塗装可能となります。

(厚付け用フィラーの種類)

微弾性フィラー 一番スタンダードな下地調整材です。微弾性は、徐々に硬くなり、硬質と変わらないくらいにはなりますが、価格も平均的で、最も使用頻度も高いフィラーです。
弾性フィラー 弾性は、微弾性よりも明らかに柔らかく、弾力性も続くフィラーです。但し、微弾性フィラーの倍近く高価な事が多く、この場合、仕上げ材も弾性用でないといけないので、さらに高価になります。
高弾性フィラー 高弾性は、弾性よりもさらに柔らかく、弾性フィラーよりも、さらに高価な下地調整剤になります。また、仕上げ材も高弾性対応の塗料を使用する必要があるので、必然的に高価なります。
硬質フィラー あるメーカーにしかない、硬質のフィラーです。手塗りですと壁面全体に均等に膜を張る仕上げなので、硬質で膜を張ると、余計に割れやすいのもあり、使用する必然性は非常に低く、あまり一般的ではない。

※フィラーの種類は、この他にも様々なタイプがございますが、マスチックローラー工法を行う場合の下塗り材の弾力に関しましては、4種類しかありません。

(施工方法について)

●シーラー塗り(下地により必要な工程)
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まず、シーラーという吸い込み止めの材料を塗っていきます。基本的には、この後に塗装するフィラーにシーラーレス機能が備わっていますので、下地に塗装面がある場合は、この工程は省くことができますが、下地がスキン仕上げなどの場合や、吸い込みが激しい壁面の場合は、シーラーを塗っておくに限ります。次に、マスチックローラー工法に入ります。

●(微弾性 又は 弾性系)フィラー厚付け(マスチック)塗り
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ここでは、一般的な微弾性フィラーを使用する形でお話します。微弾性フィラーというネバネバの下地調整材を、写真に見えるような気泡ローラーで、壁面に乗せます。
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そして、全体に塗り広げていきます。
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塗り広がったら、ローラーで凹凸模様を整えていくと、厚付けの下地が出来上がります。
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近くで見ると、このような凹凸面の下地です。この後は、仕上げ材の2回塗りを行います。

マスチックローラー工法の動画

●仕上げ材(例:シリコン塗料)2回塗り

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最後は、仕上げ材の2回塗りとなります。仕上げ材は、アクリル~フッ素まで様々な物がありますので、その選択次第では値段が大きく変わる事もありますが、一般住宅の塗装で、超高価な材料を塗っても、あまり効果的ではないと思います。

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因みに、手塗りの場合は、コーナーや端の方は、ローラーが入らないので、刷毛塗りとなります。これは、シーラー塗りも、フィラー塗り時も共通です。

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そして2回目の塗りです。2回塗りというのは、常識的な作業です。同じ材料を2回塗るのですが、このように塗料は、同じ色でも、乾燥した面と塗っているときは、色が違って見えるので、1回目と2回目の差というのは塗っていて分かります。また、2回塗りかどうか?の差は、塗装屋からすれば、塗りたて時なら、尚更2回塗った壁面かどうか?くらいの見分けは付きます。それくらい、1回塗りと、2回塗りでは、塗膜感が違うからです。

2回塗りというのは重要ですが、もっと踏み込んだ話をすると塗布量だと当店は考えています。例えば200㎡のモルタル壁でリシンの上に、上記のような工法を行って最後に仕上げ材を塗ります。ある塗料のカタログを参考にして話しますと、2回塗って、44~53㎡伸びるというような、書き方をされています。これは、塗料とは希釈して使用するものなので、44~53㎡伸びるくらいの希釈率内で施工する指示があるからです。44~53㎡とは結構な差です。だから、業者によっては、53㎡ギリギリで計算し、4缶で済ます2回塗りを行う人もいます。逆に、当店はモルタルで200㎡ですと、5缶は最低ラインとして塗料を準備します。それですと、同じ2回塗りでも、内容が違いますし、仕上がりにも差が出てきます。もちろん下地により、塗料が伸びる伸びないは大きく差があり、どうやってもカタログ基準以下で済む下地もあるし、それを超える下地もあるので、一概には言えませんが、そういう所は、相見積などで見積比較しても分からない部分の一つだと思います。