塗装の目的・時期
職人募集
塗装の目的・時期
塗替えを行う、外壁の素材についての説明ページです。
モルタルとは、主にはセメント・砂・水の配合からなる材質です。因みに似てますが、セメントは、水や石灰などを混和させる事でできる紛体の事を指します。
因みに、モルタルもセメントもそれぞれ、様々なタイプの物があります。
モルタル壁は、左官職人(コテを扱う業種)がモルタル材で、外壁に仕上げていく(成形していく)仕事で、まさに職人の仕事と呼ぶに相応しい外壁です。左官技術の良し悪しが、外壁の出来栄えの大きく影響するもので、壁面が真っすぐに均一に揃うようにするのが、腕の見せ所と言えるのですが、本当に上手な左官屋さんは芸術とも呼べるくらい、均一に真っすぐ仕上げます。
塗装工事は、こういったモルタルで仕上げた外壁の上に行う仕事になります。この上に行うのが、塗装仕上げになります。
この現場は、経年劣化で既存のモルタルが浮いたり、崩れていたので、再びモルタルを形成し直した時の記録です。
壁が浮いていたので窓辺りから下を全てはつり落としします。
サンダーでカットしていきます。
基礎の上側もカットを行います。
壁面を落としていきます。
アスファルトフェルトという黒いシートもボロボロです。張り替えるので、剥がし取ります。
スノコ部分の下には赤土が見えます。この赤土タイプは本当に古いタイプのモルタル外壁です。
反対面はこんな感じです。この上にシートを張ります。
その後に、ラスという金網を留めていきます。
シートを張り、ラス張りしていきます。
張り終わった後の状態です。
ブロックモルタルという発泡スチロールを含む材料を使用します。これが1回目の左官塗りになります。
材料を混ぜ終わったらコテ受けに乗せ、モルタルを塗っていきます。
この道50年のベテラン職人に施工してもらいます。
1回目は厚みを付ける工程です。コテを使うのは単純に見えるけど、簡単にできる作業ではありません。
1回目完了後です。この作業は粗くても問題無い作業になります。
コーナー部分には角が出るように、このような部材を取り付けています。
1回目後の全景です。
2回目はベースモルタルという材料で仕上げていきます。
2回目の左官コテ仕上げです。
なるべく山が立たないように平滑に仕上げていきます。
全てコテで覆った後で、今度は長いコテに変えて、真っすぐになるように整えていきます。
最後まで気になる部分を補修していました。こんな感じでモルタルは形成されます。
こういう刷毛を使って、刷毛引き仕上げの壁にしていきます。
全体に行っていきます。
金ゴテ仕上げもございますが、モルタル外壁には塗装を行うので、刷毛引き仕上げが良いわけです。
ある程度壁が乾燥してきたら、次は目地を設けていきます。水平器で垂直を確認しています。
コテで目地を掘っていきます。
既存外壁との取り合いにも目地を設けます。
モルタル外壁の完成後になります。
良い感じに仕上げて頂きました。
外壁が乾燥すると、こんなに白くなります。ここまでくれば、ほぼ完全乾燥です。
モルタル壁とはこういう工程を踏まえて完成します。
この上から行うのが、塗装屋の仕事になります。
そして、この上に行う塗装仕上げが、リシン仕上げ・スキン仕上げ・スタッコ仕上げ・タイル吹き仕上げ・タイル押さえ仕上げ・マスチックローラー仕上げという、いずれかの塗装方法になります。
塗り替えの場合は、そういった塗装仕上げが行われた建物が経年劣化した状態からスタートする作業となります。
コンクリートの建物とは、いわゆる鉄筋コンクリート住宅の事です。
モルタルとコンクリートは何が違うのか?と思われるかもしれませんが、コンクリートの場合は、セメント・砂・水・砂利を組み合わせた物を言います。
そんなコンクリートと、内部に鉄筋を入れて組み合わせる事で、鉄筋コンクリートの建物は完成します。
コンクリートの建物には、打ちっぱなしというモダンな100%コンクリートの建物もあれば、一般的なコンクリートの建物には、表面仕上げには上記で説明したモルタル仕上げをされています。
打ちっぱなしのコンクリート住宅では、表面に撥水効果のあるクリヤーで仕上げをされている物が多いですが、表面をモルタル処理されているコンクリートの建物には、塗装の仕上げを施している物が多いです。
例えば、この建物を見て頂いてお分かり頂けるように、どう見てもコンクリートの建物ですよね?こういう建物は、表面仕上げはモルタル処理されている上に、塗装仕上げが行われています。
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