toggle
呉市の塗装店

塗料の艶(つや)加減

塗料は、基本的に(標準で)艶があります。特に主流と呼ばれるシリコン塗料は、樹脂の中で最も艶があるので、弱溶剤(油性)塗料で外壁を塗れば、壁がピカピカに輝くわけです。
ですが最近は、艶を好まない方も結構いらっしゃいますので、下記を参考程度にご覧下さい。
塗料の艶は、弱溶剤塗料か?水性塗料か?にもより、同じ艶有でも差があります。写真では、分かりにくいと思いますが、下の写真はマスチックローラー仕上げという凹凸模様を付けた板の上に、弱溶剤シリコン・水性シリコン・3部艶水性シリコンを塗った例でして、それを参考にご説明致します。

●弱溶剤塗料・・・(最も艶がある材料)
まず下の写真は、弱溶剤シリコン塗料のかなり艶の良い材料を塗った見本です。
弱溶剤は非常に艶があり、特にシリコン樹脂は、他の樹脂より最も光沢があります。弱溶剤シリコン塗料の最高峰の塗料は、艶有り塗料の中で一番艶のある材料と言えます。職人には、艶有が好きな人が多く、各メーカーの同等品でも、○○メーカーの材料は艶が良いとか、悪いとか、色々好みがありますが、素人目線ではそこまでは分かりにくい話です。艶がピカピカを好むなら、弱溶剤の塗料がお勧めです。
cimg0586
弱溶剤2液シリコンでサイディングの建物を塗装すると・・・・

このくらいピカッとした艶になります。(因みに、黒い部分は雨樋です。)

●水性塗料・・・(艶はあるが、弱溶剤程ではない塗料)
次は、水性塗料のシリコンです。水性シリコンも材料により艶の違いは多少ありますが、どちらにせよ水性は弱溶剤程の艶はありません。言ってみれば、しっとり艶感といった感じです。

cimg0588
こちらが水性塗料の艶感です。多少艶はありますが、ギラギラ感は無いです。

こちらはサイディングの建物に、水性ラジカル制御シリコン塗料を塗った時の現場です。日が結構当たる時間帯に撮影した壁面です。弱溶剤と比べると、明らかに艶は控えめなのが分かり易いかと思います。

●3部艶水性塗料・・・(微光沢だが、完全な艶消しでは無い塗料)
塗料にもよりますが、艶は調整できる物もあります。例えば、艶有が10とするなら、その材料の7割の艶、5割の艶(半艶)、3割の艶という感じに艶を落とす事も可能です。しかし、このように艶有り塗料から、艶を落とすと、塗料の性能が下がる上に値段も上がるので、なんだか微妙です。以前は外壁用塗料でも艶消し(艶無)まで可能だったようですが、最近は艶が全くないと、性能が相当下がるという事で、3部艶商品までしかなかったり、艶消し塗料と謳っていても、実際は3部くらいの艶があったりする材料が多いです。

よって、艶を落とすにも、せめて3部くらいの艶が最低ラインとお考えください。また、最近では艶を好まれない方の事も考え、メーカーも元から3部艶の材料を作ってまして、かつ性能も高いという材料がございます。そのほとんどは水性塗料になります。
cimg0590
3部艶の水性塗料はこんな感じです。写真で見てもマットな感じが分かるかと思います。

●艶を落とすと難しい事
艶が控えめな材料の場合、色の選択肢が狭まります。それは元々3部艶塗料として販売されている塗料に限っても同じことです。基本的に、艶が無い材料は色の3原色のような鮮やかな色や、濃い色の選択肢は不可となります。また、選択できたとしても、思った通りの色が出ない事が多く、見本を作ってみるとイメージが違う事もあります。そして、そういう材料は非常に色が飛び易く、きれいにもなりにくいです。これは、どんな材料でも統一して言える特徴です。