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呉市の塗装店

外壁塗装(モルタル壁など)

ここでは、主にモルタルやコンクリート壁で行う塗装の例をご説明していきます。
まず、モルタルやコンクリート外壁の場合は、すでに何らかの仕上げをされていると考えられますので、ご関心がありましたらご自宅の壁がどういったタイプか?塗装仕上げのページでご紹介していますので、ご確認下さい。

モルタルやコンクリートの建物の場合、色んな塗り替え方法が考えられます。例えば、塗装仕上げのページでご紹介しているような「仕上げ」を再び行う塗り替えと、既存の壁に色を塗るだけの3回塗り仕様を行うか?などと、大きく分ければ、この2パターンに分けられます。

基本的な塗装の考えで言いますと、
●現在主流な、シリコンやウレタン、フッ素などの(液体状の)塗料を塗るような塗り替えを求められている場合は、既存(今の)下地が、タイル吹き仕上げ・タイル押さえ仕上げ・マスチックローラー仕上げという仕上げをされているのであれば、その上の塗り替えは、“色を塗るだけの塗り替え”でも基本的には問題ないと言えます。

●逆に既存下地がリシン・スキン・スタッコのような、吸い込みが激しく、ガタガタした表面に、“色を塗るだけの施工”を行っても、塗装屋的な感覚からすると、そういった塗り替えは、内容にもよりますが、本来あまりお勧めとは、言い難い事の方が多いです。

(何故か?)⇒タイル吹き・タイル押さえ・マスチックローラー仕上げというのは、素地面が滑らかなので、壁の上に塗料が乗り易い下地がすでに整っていると言えますが、リシンやスキン・スタッコの場合は、既存が粗いので、その上に色を塗るだけでは、良い仕上がりとは言い難いです。例を挙げるなら、道路の粗いアスファルトの上に、液体状の物を塗っただけという感覚なので、それであるなら下地を一回リセットする為にも、タイル吹き・タイル押さえ・マスチックローラーというような仕上げを行う塗り替えの方が、お勧めと言えます。
液体状の塗料を塗る塗り替えを求めるなら、下地が整っていないと、塗料の性能もフルに発揮できないし、塗料は徐々に吸い込みも増すので時間が経つと、やはり同じ性能の材料を塗っても、見栄えの差も出てきます。

言葉ばかりでは面白くないので、何パターンか、塗り替えの例をご紹介します。

●(既存:リシン ⇒ 塗り替え:色を塗るだけの仕上げ)の場合
まず、これが塗り替え前の、リシン仕上げの壁面です。
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この壁面にシリコンを塗っただけの仕上げですと、次の写真のような仕上がりになります。
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こんな感じです。この塗装方法も3回塗りです。
(色を塗るだけの3回塗り工程について)
シーラー(または)微弾性フィラー塗り ⇒ 仕上げ材(シリコン塗料)2回塗り という3回塗りです。
(解説)
写真では分かりにくいかもしれませんが、このように元の下地が粗い仕上げの上に、塗っただけという施工ですと、言ってみれば着色されるだけですので、仕上がりが微妙です。また、3回塗ってもいくらも膜厚が無いので、シーリング材で亀裂を補修した痕などは物凄く目立ちますし、塗料の痩せも早いです。膜厚が無い分、撥水性も弱く、素地が粗いので、汚れやすいです。ただ、こういった塗り替え方法が、最も安価な塗装方法ではあります。
このような塗り替えで、仕上げ材に超高級な塗料を塗って値段が上がるというような塗り替えをするくらいなら、仕上げ材は平均的な物を使用しても、タイル吹き・タイル押さえ・マスチックローラー仕上げのように、下地作りを行う塗り替えをした方が、意味がある塗り替えだと思います。または、いっそ塗料を塗るのではなく、リシン吹き・スキン吹きなどを行った方がいいくらいだと当店では考えます。

●(既存:リシン ⇒ 塗り替え:色を塗るだけの仕上げだけど、骨材入り艶無し塗料を使用)の場合
例外として、お客様によっては、リシンのような質感が好みの方もいらっしゃいます。そういう方には、施工方法は、色を塗るだけの施工と変わらなくても、使用する材料を変えると質感が変わってきます。
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ひとつ前の塗装とは、少しイメージが違いませんか?これは、仕上げ材に、微骨材入りの艶無しシリコン塗料を塗った例です。施工手順は、上の方法と同じですが、この場合は、塗料に小さな微骨材が入っているので、元々あるリシンの小さな凹凸の段差も軽減され、しかも艶が無いので、風合いを残しつつ、仕上がりも良く、と結構好評な塗り替えです。艶の無い液体状の塗料を塗るだけとは、また違った質感があります。

 

●(既存:リシン ⇒ 塗り替え:マスチックローラー仕上げ)の場合
既存がリシン仕上げの建物で、塗り替えでシリコンやフッ素などを塗りたいという方には、下のような施工の方がお勧めです。
(マスチックローラー仕上げの施工工程)・・・・施工方法ページ(動画付)
シーラー塗り ⇒ (微弾性 or 弾性 or 高弾性)フィラー厚付け塗り ⇒ 仕上げ材(例:シリコン塗料)2回塗り という4回塗りです。(下地によりシーラー不要の場合もあり)

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使用する材料は色を塗るだけの例と同じでも、材料の使用量や施工方法が違うだけで、全然違った壁面が出来上がります。写真は、マスチックローラー仕上げと言う、下地調整材(フィラー)を厚付けする施工でして、同じ仕上げ材を塗っても、下地を整える工法を取り入れるだけで見た目が違ってきます。見た目だけではなく、壁面に肉もちがあるので、軽微なヘアークラックにも微力ですが対応力もあり、塗料が乗り易い下地の為、仕上げ材の性能をフルに発揮でき、素地も滑らかなので汚れも付着しにくくなります。
これは手塗りで可能な仕上げでして、吹付工法ですと、タイル吹きやタイル押さえ仕上げという施工も可能になります。

 

●(既存:タイル吹き押さえ仕上げ ⇒ 塗り替え:色を塗るだけの仕上げ)の場合
この例は、既存の壁の下地が整っている場合の例です。下地が整っていれば、色を塗るだけの施工でもきれいに仕上がります。
まず、下の写真が塗り替え前の壁面で、タイル吹き押さえ仕上げをされています。
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タイル吹き押さえが下地であるなら、素地面がガタガタしておらず、塗料が乗り易い下地が最初から出来上がっています。よって、その上に塗料を塗るだけでも・・・・
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このように旧塗膜の塗装面が、そのまま復活したような仕上がりになります。(因みに、艶加減は材料により様々だったり、光沢加減を落とす事もできます。)

但し、色を塗るだけの施工ですと薄膜過ぎて、シーリングの補修痕がばっちり目立つことがあります。よって、基本的には既存状態が良い場合は、こういう施工も良いと思いますが、いくら前回が、このような下地の整った塗装方法をされていても、劣化しすぎて痩せている塗膜面だったり、亀裂があまりにも多い場合は、この上から何らかの塗装仕上げを行う方が良いと当店では考えています。それが次の例です。

●(既存:タイル押さえ仕上げ ⇒ 塗り替え:マスチックローラー仕上げ)の場合
ひとつ前の既存と同じ、タイル吹き押さえ仕上げの上にマスチックローラー仕上げを行った場合です。
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上のような仕上がり感になります。旧塗膜の押さえ模様の上に、マスチックローラー工法による凹凸模様が乗りますので、モルタル壁の上に、結構な塗膜厚が乗っている事になります。下の写真が遠目から見た感じです。
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壁面の肉もちはバッチリなので、仕上げ材がきれいに乗ります。但し、厚付け施工を過去に3回くらいされているなら、その後の塗り替えでは、色を塗るだけの施工の方が良い場合もあります。それ以上になると壁面が重くなりすぎますので、そこら辺の見極めは塗装屋にしてもらうのが良いかと思います。

★この他にも、様々な塗り替えパターンがあります

●既存がスタッコ ⇒ マスチックローラー仕上げを行うパターン

●既存がスキン ⇒ 再びスキン仕上げを行うパターン

●既存がタイル吹き仕上げ ⇒ 色を塗るだけの施工パターン

●既存がリシン ⇒ タイル吹き仕上げ(施工方法(動画付))を行うパターン

●既存がリシン ⇒ タイル吹き押さえ仕上げ(施工方法(動画付))を行うパターン

というように、まだまだこの他にも色んな施工パターンはございますが、まず既存の下地判断が大事で、それからどういう仕上がりが良いか?はお客様との話し合いが必要になってくると思います。

よって、塗装工事は建物を見ずに、○○万円パックみたいな感じで、言いくるめてしまう塗り替えは、基本的に色を塗るだけという施工が多く、さらにそういう仕事に慣れている業者は、どんな安い工事費用でも利益を出すようにもっていきますので、結局、内容からしたら、その方が高くつく(損をしている)場合の方が多いと言えます。ここまで読む人に、そういう売り込みに飛びつく人はいないでしょうけどね(笑)

各施工方法についての詳細は、実践のページをご参照下さい。