塗装仕上げについて
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塗装仕上げについて
スキン仕上げとは、大理石等の細かな石の集合を、吹き付けて仕上がる石材調仕上げでして、人によっては、セラミック仕上げという言い方をします。石の仕上げなので、見た目の重厚感はあります。そして、あくまでも塗装仕上げの一つなので、石と石を接着させている糊は、塗料になります。
簡単に言いますと、石材の部分は無機物であり、それを有機物である塗料と混ぜ合わせたような仕上げと言えます。
長所は、石の集合による仕上げの為、塗膜面には小さな隙間もあり、壁が呼吸しているのを遮らないという事で、通気性の高い仕上げと言われています。
また、重厚感があるのも長所と言えます。遠目からでは、劣化した感じも分かりにくい。
短所は、リシン仕上げよりも、基本的に塗膜面はガタガタしていて、塗膜も硬いので、苔が非常に付きやすい事。石を吹き付ける為、他の仕上げよりも重い。
この上から、別の仕上げで塗り替えをする場合は、必ずシーラー塗りが必要になる。
塗り替えの場合は、シーラー吹き⇒スキン2回吹きという3工程が一般的。
押さえ仕上げの場合は、押さえ手間分が1工程増えます。スキン仕上げ後にクリアー塗装をする方法もあります。
スキンは、水性の仕上げです。価格的には、リシンよりは高価だが、一般的なタイプはそれほど高価という程の物では無い。
施工面では、液体状の塗料ではないので、タッチアップして補修という事が不可。
基本は吹付工法の仕上げ。一部材料によっては手塗りで施工可能なスキン塗材もありますが、圧倒的に吹付けの方がきれいに仕上がるので、普通は手塗りで行う仕上げとは言わない。
スキン仕上げに使用されている樹脂は、基本はアクリルと考えられますが、カタログにはシリコンを配合しているような事を記載している物が多いです。 基本的な塗り替え年数は、10年前後とは言われているが、リシン同様に劣化が分かりにくい。
こちらは、当店の自宅で、普通のスキン塗材を、無理やり押さえ仕上げにした施工を行い、2016年現在で26年経過した壁面です。
塗り替え時期は、とっくに超えているが劣化が分かりづらいというのは、こういう事です。
日がそこそこ当たる面で、このくらいの色褪せとチョーキングが起こっていますが、このままさらに10年放置しても見栄え的には、それほど変わりは無いと思います。というのも、軒がある家だからというのもあります。
軒が無い家や、軒が短い家は、雨水が壁面を絶えず流れますので、それだけでも劣化の早い短いには大きな差があると言えます。
日がほとんど当たらない裏面は、26年経過していても、こういった状態でチョーキングも起こっていない。
こちらの現場は、当店が塗り替える前のお客様宅で、20年以上は経過しているスキン塗膜です。
この現場は、非常に湿気が多く、紫外線の影響もよく受ける現場で、チョーキングしていたのもあり、苔の付着が激しいのがよく分かります。
所々膨れが目立つのは、壁面に水が回っているのが原因です。塗膜もかなりのチョーキングしており、石がかなり薄くなっているのが分かります。
常識と考える塗装セオリーが必ずあり、それを曲げずに施工する上で、できる限りお求め易く提案させて頂いています。
長年、地域密着で仕事をしていけるのは、自社の見積が価格・内容共に適正と認めてもらえている事の証だと考えております。
華やかさやパフォーマンス面が決して得意な塗装店ではございません。あくまでも大事なのは仕事内容と考えており、そこには自信を持って活動しています。
代表自身が、現地調査、見積提出、ご相談に乗らせて頂きます。お問合せ先の電話番号も代表に直接繋がるようにしています。
長年、建築業者から頂く下請けの仕事中心で経営してきました。現在は下請けに頼らず、ほぼ 100%の仕事がお客様からの直接の仕事で経営できています。
当店では、一般住宅の塗装が多いですが、店舗やアパート、4〜5 階程の小規模ビルの塗装工事も可能です。
施工後に絶対に問題が起きない可能性はゼロとはいえず、多様化する建物・塗装に対応する塗り替えを考えて行っておりますが、その万が一の為に、保証書は発行致します。
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