金属屋根塗装とボルトキャップ取り付け・多彩塗装・シーリング打ち替えについて

2020年10月16日

ボルトキャップ取り付けの現場（金属屋根）

塗り替え前の状態
塗り替え後の状態
金属屋根の塗り替え前の状態
金属屋根塗り替え後
ボルト部分には、ボルトキャップを取り付けました。
塗装後の足場解体前
自社で足場を組みました。
外壁は弱溶剤2液シリコン（パワーシリコンMX）で施工。ピカピカに輝いています。この度は、コーナー部分は色分けの為、雨樋もローラー塗りで仕上げました。

サイディングの現場（シーリングの打ち替え作業について）

サイディング外壁・カラーベスト（スレート）の塗り替えを行いました。
シーリングの打ち替えについてご紹介します。
サイディングの壁目地や窓廻りは大抵、シーリングになっており、どんなに高耐久塗料を塗っても、この部分の方が痛みが早いわけです。この目地幅が広ければ、シーリングの厚みがあるので、長持ちする可能性はありますが、1cm幅無い程度だと、どうしても傷みやすいです。
壁目地や窓廻り、その他には、軒天と壁の取合い、胴差の上、破風と軒天の間など、サイディング外壁の場合、シーリングを使用している部分が物凄く多いので、どこまでシーリングに手を入れるか？により、価格差が生じる部分とも言えます。
打ち替え作業は、まずカッターを入れて既存を撤去します。
このようにカッターを入れて普通に取り出せるなら、まだいいです。悪いケースは、剥がす部分のシーリングが効果不良でネチャネチャだったり、ボンドブレーカーやバックアップ材を入れていないから、3面接着となっていて、剥ぎ取りが困難だったりというケースもあったりします。
剥がし終わったら、養生テープを貼っていきます。
こういう風にテープを貼るのですが、サイディング外壁の形状が複雑であればあるほど、養生テープを貼るのにも時間が掛かってしまいます。
次にシーリングプライマーを刷毛で塗布していきます。
シーリングプライマーとはこのような物に入った密着材です。プラモデルを組み立てる時のニスのような匂いがします。
次にシーリング材を打っていきます。一般的なのは、ウレタンシリングか変性シリコンシーリングで、かつ低モジュラスのノンブリードタイプです。
ブリードとは、黒ずんで汚れる現象の事で、ノンブリードはそうなりにくいという意味です。その原因は、シーリングの柔軟性を保つ為に含まれてる可塑剤が、やがて表層に浮いてきて、そこに粘り気を増し、そこが汚染されていく事から、この現象が起こります。
打ち込んだら、ヘラもしくはスポンジのような素材の道具で押し込んで均していきます。
因みに、シーリングは硬化するとゴムの様になるわけです。例えばその上を指などでグッと押すと、反発して元の形に戻るわけですが、その反発力が少ないのを低モジュラスと呼びます。逆に、高モジュラスは、反発力が高く柔軟性が無いので、サイディングのシーリングには不向きなわけです。高モジュラスのイメージは、ピンポン玉を想像すると分かり易いかと思います。
シーリングを均した後です。後は養生テープを剥がしていけば、完了です。
シーリングが完成したら、乾燥させます。シーリングのタイプや時期により、乾燥時間は変わってきます。
塗装完了後です。
付帯部位は赤茶系にて仕上げました。

一色塗りと多彩模様による色分けの現場

足場仮設・高圧水洗浄時
モニエル瓦洗浄中
外壁高圧洗浄中
モニエル瓦で、深い横樋の場合、モニエルに付着する長年のコケや泥が横樋の中に溜まっている事がほとんどです。洗浄圧だけで飛ばせないので、洗浄する前に先に取り除いておくのです。それが左のバケツの泥です。これだけでも樋に掛かる重量は結構な物です。
この度は、洗浄前にシーリング工事を行いました。壁面がチョーキングしていないのに、シーリングがかなり劣化していたからです。
シーリング工事中。
胴差がある建物ですので、その上にもシーリング打ち。
この度は、外壁の下側（1F側）には多彩模様塗料のネオフレッシュティアラを使います。多彩は2工程なのですが、最終工程に塗布する多彩模様塗料は、フッ素塗料並み価格のシリコンの模様塗料で、しかもあまり伸びないので、1缶があっという間に無くなるという恐ろしい材料ですが、見た目の豪華さは一色塗りとはやはり違います。
まず1工程目です。エアレスという機械のホースをソフトホースに変えて吹いたら、2回ローラーで塗ったくらいの肉持ち感でバッチリ色が留まってます。
次の模様の工程を吹き付けたら、上の様に仕上がります。
2階は塗るだけ仕様の着色仕上げ。
下側は多彩で重厚感あるけど、上側はライトな印象に仕上がり。
多彩模様のネオフレッシュティアラは、艶有ですが、そこまでテカテカしていないので上品な印象を受けます。また、この多彩模様はシリコン系だけでなく、無機系、フッ素系とあり、無機とフッ素は価格がさらに凄すぎるので、試されたい方は是非という感じです（笑）
屋根のモニエル瓦塗装後です。
多彩模様は、遠くと近くで見え方が違うのもありますが、時間帯によっても結構色んな見え方がする気がします。