施工日記

ビルの塗り替え(外壁・陶器タイル面塗装 / 防水工事など)

2023年07月02日

前回の施工日記の続きになります。

ALC外壁・ウレタン防水・塩ビシート防水(遮熱・断熱仕様)・陶器タイル面保護クリヤー)

  • (足場仮設時)
    全体で3か月ほど掛かりましたので、道路の許可申請などで、何度も市役所や警察に更新許可を取りに行きました(^_^;)
    おかげで、顔を覚えてもらった人もいる(笑)

  • (塗り替え完了後)
    外壁塗装・防水工事・雨樋取り換え・陶器タイル面の目地入れ・陶器タイル面への保護コート塗りなど、大掛かりな工事となりました。

  • この建物では、雨漏れが複数個所から漏れるので、それを止める事が大前提の工事でして、見事に雨漏れを止める事ができました。雨漏れの要因があらゆる箇所にありましたが、全て潰していきました。
    外壁はシーリング工事をバッチリ決めて、塗装しています。

  • 施工時は考えていなかったのですが、足場を組んで陶器タイル面を見ると、目地の欠損が多かったので、左官屋を呼んで、目地埋めを行いました。

  • ただ、この作業を行うと、雨だれみたい跡が残るので、本来ならこの後に洗い屋を入れた方が良いのでしょうが、この度は白いタイルでそこまで目立ちませんでした。念のため、酸洗いを自分でしてみましたが、中々落ちる物ではないです。

  • (陶器タイル面にタイルレジストを施工)
    陶器タイル面のセットバックしている部分には、雨の影響をよく受けるので、陶器タイルに塗布できる保護クリヤーを塗装させて頂きました。
    非常に高価な材料で、この3缶だけで約15万円します。

  • タイルレジストは5回塗りの仕様で、水性2液下塗り材を1回塗り→水性中塗り材を3回塗り→水性2液仕上げ材を1回塗り という工程で、しかも夏場じゃない限り一日1回しか塗れない材料なので、結構めんどくさいのであります。

  • (タイルレジスト 仕上げ材塗り時)
    5回目塗り時の工程です。
    ホームページに別ページを作ろうかと思います。

  • (タイルレジスト 完了後)
    なんだか薄っすら膜を帯びたような感じがします。
    中塗り材が伸びが非常に良い材料のようで、目地部分への水の侵入を抑制する効果があるようです。

  • (ベランダ ウレタン防水)
    カチオンセメントで下地作り
    ウレタン防水で最も重要な工程です。

  • (ベランダ ウレタン防水 下地完成)
    下地作り完了。下地が悪いとピンホールがたくさん出てきます。

  • (ウレタン防水 プライマー塗り)
    次にウレタン防水用プライマーを塗布。

  • (ウレタン樹脂 流し込み1回目)
    ウレタン防水の主材を流し込んでいきます。

  • (ウレタン樹脂 流し込み2回目)
    ウレタン防水でこの工程は2回が基本です。

  • (ウレタン樹脂 2回目流し込み時)
    ウレタン樹脂は塗るというよりも、流して広げていくイメージで均等になるように施工します。また立ち上がり部分と平面部分とでは、ウレタンの主材が違うもので使い分けを行います。

  • (ウレタン防水 仕上げ材塗り)
    仕上げ材のトップコート塗りでは、流したウレタン主材を紫外線から保護するための材料です。基本的には10年に一度くらいは、この部分は塗り替えをお勧めするという材料です。

  • (屋上笠木 施工前)
    屋上は塩ビシート防水を施工しますが、こういった笠木部分は、ウレタン防水を行うことになります。

  • (屋上笠木 カチオン補修)
    同様に下地が大事です。

  • (屋上笠木 ウレタン防水後)
    このように仕上がります。

  • (屋上平面部は塩ビシート浮かし張りの断熱工法)
    屋上は塩ビシート防水で浮かし張り工法を行いました。
    浮かし張りでも、下地がある程度レベルが揃っていないと、水の流れが悪くなるので、凸凹した既存の防水層をカチオンで補修。

  • (浮かし張り断熱工法)
    塩ビシートの浮かし張りには、断熱材を入れて施工する事ができます。これだけの厚みの断熱材を入れて防水するので、屋上からの紫外線が大きくカットすることができます。

  • (断熱材敷き途中工程)
    断熱材を詰めていき、デッキで固定していきます。

  • (塩ビシート敷き)
    このシートも、この度は遮熱仕様にしました。反射率が高いので、日が当たる日のこの屋上は、非常にまぶしくなります。

  • (立ち上がり固定止め時)
    屋上は断熱と遮熱の影響で、逆に屋上は暑くて倒れそうな状態でした。

  • (ビス止め時)
    立ち上がりの金物をビスで固定しています。この金物の上にさらにシーリングを打ち込みます。

  • (ディスクに融着)
    塩ビシート防水は、ディスク部分に融着させる事で、固定できる防水です。

  • (浮かし張り工法 完成後)
    塩ビシートの浮かし張りとは、ディスク部分や端部では固定していますが、それ以外ではシートは密着していない防水となります。歩行面では、この工法は厳しいですが、屋上で歩行する事がほぼない場合は、非常に高耐久でおすすめな防水です。また、再び防水も一度だけなら、剥がさず施工も可能です。

関連記事

ページトップ