施工日記

無機塗料にて施工

2020年11月10日

塗料の最高グレードは?と聞かれると、フッ素塗料と従来は即答できるものでしたが、近年ではフッ素並みの耐久力という無機塗料の知名度が高くなってきました。フッ素塗料と無機塗料はどちらが耐久力が高いか?というと、それぞれの塗料メーカーがどちらに力を入れていて、その塗料がどうなのか?というだけであり、単純にどちらが優れてるかどうか?という事は正直言いきれないと思ってます。因みに、無機塗料は樹脂の名前ではなく、シロキサン結合(Si-O-Si)がより緻密な塗料みたいなイメージですので、樹脂で言うならシリコン塗料の上位バージョンみたいな感じで、私は思っています。

江田島で施工

  • 足場仮設時

  • 軒天は大工工事を行いました。
    外部ですが、水漏れを止めました。

  • 一部だけFRP防水を行い、全体にウレタン防水を行いました。

  • サイディングにリシンを吹いた壁でした。その上に3回塗り施工を行いました。無機塗料(スーパーセランフレックス)にて施工。
    父の高校の部活時代の関係から、施工させて頂きました。

屋根に遮熱・断熱塗料(ガイナ)/シーリングは超高耐久シーリング

  • (足場仮設時)
    クサビ足場にて

  • 超高耐久シールのオートンイクシードを使用。因みに、シーリングがいくら高耐久でも、壁面とシーリング材の接着面が一番大事で、その部分は新築時の時より、改修時の時の方が、密着の点では下だと思うので、高耐久シールだから、長持ちとも言えない部分はあります。

  • 高圧洗浄後に、鉄板部のみ錆び止めを塗布した後の屋根。

  • 遮熱・断熱塗料のガイナを塗装した後の屋根。
    ガイナは艶が無く、これ以上濃い色の選択肢はありません。

  • 無機塗料にて仕上がり後。

ALC外壁の塗り替え(外壁・屋根共に無機塗料)

  • 足場仮設時

  • シーリング工事中
    面台にシーリング打ち

  • 屋根はアステックペイントの無機ハイブリッドコートJY-IR(弱溶剤2液遮熱無機塗料)を使用しました。量が少ないのに、めちゃ高い塗料なので、容易には勧められないと思いました(^▽^;)

  • 夕方撮影したので、緑色なのに黒く見えてしまいます。
    超テカテカに光り輝いています。

  • 外壁はマスチックローラー仕上げ後に、無機塗料(スーパーセランフレックス)にて。厚付け4回塗り仕様ですが、トップを3回塗った面がほとんどなので、ほぼ5回塗りです。

  • 完成後です。

自社で足場を組んで施工(雨樋は取り換え)

  • 足場から自社で組み立てて施工させて頂きました。
    仮設には、3人で1日半、解体は1日という感じなので、足場業者に頼むより自社で組んだ方が、色々と効率が良いのですが、塗装屋は足場の本職では無いので、しんどいのです。よって、今は業者に組んでもらう事が多いです。

  • (下地処理時)
    ラスカットパネルを使われてるせいか、亀裂が多かったので、シーリングを打ちまくりました。

  • (施工完了後)
    雨樋は割れて漏れている箇所があり、塗りではなく、交換に変更となりました。外壁は、無機塗料(スーパーセランフレックス)にて施工。

  • (施工完了後)
    きっかけは、私が年末にチラシを手撒きしている所、庭にいらしてた施主様に手渡しさせて頂いた事からです。
    「施工は、梅雨とか忙しくない時で自由にしてもらって大丈夫ですよ」と任せて頂きました。「時期を決めつけたら、仕事を焦らす元になるもん」と非常にご理解のある方でして、本当に感謝です(^^♪

サイディングのコーナーで色分け・超高耐久シーリングを使用

  • (足場仮設時)
    狭い部分があるので、単管棚板足場にて仮設。

  • (施工完了後)
    何社かの相見積の中、一番安いわけではない当店で施工を決めて頂きました。感謝です。

  • (シーリング打ち替え時)
    こちらの建物は、コーナーでサイディングの柄が違うので、元々色も違うわけですが、塗り替え時にこういうパターンで塗り替えるのは、かなり手間だという事を理解しました。

  • 超高耐久シールのオートンイクシードを使用。物凄く乾きが悪いので、当店はあまりお勧めとは考えていませんが、仕方がないです(^-^;
    因みに、オートンは後打ちが基本らしいですが、後打ちの現場ってシーリングの色も違うので目立って変ですし、どちらにせよ塗膜を被せた方が、シーリングは長持ちするので、当店は先打ちしています。

  • 因みに、外壁には無機塗料のスーパーセランフレックスでして、この材料は透湿・弾性対応です。なので無機塗料とは言っても硬い塗膜では無いです。無機やフッ素は硬いというけど、それは一般的な意見であり、色んな材料があるわけです。

  • 色分け部分はこんな感じです。付帯部位はフッ素塗料を使用しました。

下地の老朽化が激しい外壁を塗り替え

  • (足場仮設時)

  • (施工完了後)
    旧塗膜は、大玉のタイル吹き仕上げでしたが、下地が亀の子状に割れ、死んでいましたので、マスチックローラー仕上げを行いました。

  • (塗り替え前の旧塗膜)
    硬質タイル吹きの塗膜が痩せまくって、スカスカになっていました。

  • (塗り替え前の旧塗膜)
    最も状態が悪い部分は、塗膜が浮いていたりという状況です。

  • (窓廻りのシーリング)
    コンクリートの建物ですので、窓廻りはシーリングが打たれているのですが、硬くなりすぎていました。最近のウレタンや変性シリコンみたいなシーリングでは無く、昔の油性シーリング的な物だったと思います。

  • (窓廻りのシーリング撤去時)
    今回は自社でシーリング工事を行いました。
    普通はカッターを入れて、シャッと取れる物なのですが、カチカチなので、ハンマーで砕いて取り除きました(^▽^;)

  • (窓廻り撤去後)
    これだけでも通常の打ち替えよりも遥かに時間が掛かります。

  • (窓廻りのシーリング打ち時)
    窓廻りのシーリングを打った所です。窓廻りだけだから、自社でシーリングをと思っていたのですが、窓廻りだけでもシーリング屋さんにお任せするべきだと思いました(汗)

  • (外壁にセメントフィラー吹き)
    予定にはありませんでしたが、あまりにも下地が悪い部分は、セメントフィラー吹きして、しごきを行いました。

  • 昔は、少々悪いだけの壁でも、建物全体にセメントフィラーでしごく的な事は、よくしてましたが、最近はペンキ塗るだけの〇回塗りというだけの世の中になってきたので、久しぶりに使用しました。

  • (外壁にセメントフィラー吹き)
    本当は、壁面全体を左官仕上げで綺麗にしてもらえれば問題無い話なのですが、近年はモルタルを塗る左官屋さん自体が少なく、そういう事の経験が乏しい職人も多いので、なかなか容易に左官屋にも頼みにくい世の中になってきました。

  • (セメントフィラー吹き後)
    左官職人も色々で、腕が良い左官屋は忙しく高額だったり、頼んだ職人に思いが通じてなかったり、目利きが効かんで高額だったりと、当店も色々経験しています。職人を選べた時代から、頼んでお願いする時代に変わっていますので、建築業もヤバイと感じます。

  • 外壁はマスチックローラー仕上げですが、結局、ローラー施工による厚付けなので、厚付けでも膜厚がしれており、元の吹付の玉吹きの模様の方が、どうしても勝ってしまうのです。その点は仕方が無いです。職人曰く、マスチックを2回したら、めちゃくちゃ綺麗らしいのですが、それだと内容が変わってきます(笑)

  • 外壁仕上がり後。配管は交換して塗装を行いました。
    日当たりが良い場所でもあるので、無機塗料(スーパーセランフレックス)の経過を見ていきたいと思います。

平井塗装では、この年は無機塗料にダイフレックスのスーパーセランフレックスを使用した年でした。今後の経過を楽しみにしたいと考えています。

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